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主役登場 宙組大劇場公演千秋楽 大空さん楽屋入り

2012/05/15 10:58

 

銀四郎さまは、もちろんかっこいいんだけど、

その素顔は驚くほど可憐でした。

 

素顔の大空さんを見ると、いつも思う。

この人の可憐さ、フニャッとした笑顔と

あの、舞台で眉間に皺を寄せているクールビューティーとは

はたして同じ人なのだろうかと。

 

昔は、舞台の顔を素顔

(といっても、私たちが垣間見るわずかな瞬間の「大空祐飛」としての素顔ですが)

でも引きずっていたよね。

というか、むしろすごく不器用な少年のように見えていた。

 

宙組上級生イケメン軍団+すみ花ちゃんが大空さんに駆け寄り、

オーバーアクションでガードする。

それを爆笑しながら見つめる大空さん。

大空さんの愛する宙組の組子さんたちが、

大空さんをやわらかくさせている。

 

それはそれはあたたかい空間がそこにある。

それを見て、さらに嬉しくなる。

 

ファンがつくった花道の入口までくると、

銀色のキラキラ法被(背中には「大空」とでっかく名前入り)を着せられ、

大ちゃんにキラキラストールを巻かれ、

白いファーの敷き詰められた神輿に乗せられる大空さん。

 

かーわーいー!

 

「NICE GUY!」を流しながら、

イケメンたちにかつがれ、花道を進む。

BGMの音量に若干問題があったらしく(笑)、

「Y!Y!Y!」とイケメンたちは歌ってくれてるのだけど、

それに全く合わない手拍子。

そんな予定不調和っぷりも愛おしい。

 

大空さん、ちょうノリノリだし。

 

楽屋口に無事到着した大空さん、

組子が掛け声の後、黒ジャケットのもろ肌脱ぐと・・・白シャツの背中に

「大空」の文字。

サヨナラショーといい、徹底して銀ちゃん。

 

メガホンを使って大空さんがご挨拶。

(またメガホンという小道具が、「銀恋」っぽくてイイ)

 

「おはようございま~す。大空祐飛で~す。」

 

・・・笑。

いつもの大空さんだあ。

 

大空さんは初日の挨拶でも、千秋楽の挨拶でも、

いつだって冒頭に「大空祐飛です」って名乗る。

そんなこと全員知ってるってば!っていつも心ひそかにツッコミ入れるんだけど、

まさか、千秋楽の楽屋入りのこの瞬間さえ(笑)。

公演だったらさ、そりゃ数人は大空さんはじめましてのヒトもいるだろうけどさ、 

ここに来ている人たちは、

みーんな大空さんを知ってるに決まってますから。

っていうか、アナタを見に、わざわざやってきてるわけですから(笑)。

 

なんて律儀なトップさん。

 

ご挨拶は、「最高のクライマックス見せます!」だったかな?

なんかテンション上がりすぎて、

キャー!とかワー!とか盛り上がりすぎて、

詳細は全然覚えてないですが。

 

 

 

こうして儀式を一つ一つ終わらせていく姿を目撃すると、

退団を実感するんだけど、

一方で、その光景があまりに完全に美しくて、出来上がっていて、

どこかでバーチャルのような気さえする。

 

自分の好きなヒトがトップスターになる、

自分がトップさんのファンである、

っていう幸せはこれまでだって感じてきたけれど、

自分の好きなヒトをトップスターとしてお見送りする、って

なんて幸せなことなのだろうと。

 

その幸せな空間は、

ファンの人たちはもちろん、

下級生や他の組やOGさんのファンの方にもサポートされ、

劇団のスタッフも力を尽くし、

組子さんたちに盛り上げられ、

そうやって作られている。

 

タカラヅカってすごいなあ。

 

 

 

この幸せな時を過ごさせていただいて、本当にありがとうございます。

何より、大空さんがムラ最後の日まで、

健康で、ニッコニコで、やっぱりかっこよくて・・・そのことが一番幸せです。 

 

 

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イケメン☆パラダイス 宙組大劇場公演千秋楽 大空さん楽屋入り

2012/05/14 18:24

 

このブログでは、基本的に公演のことか、

公式発表、もしくは各メディア掲載物など、

つまりは「公式の」ものにしか触れないようにしているのだけど。

(例えばお茶会とか入り出とかは、

いくらネットの片隅で細々とつぶやいてるブログでも

やっぱり良くないんじゃないかと思い、できるだけ自重。)

 

トップさんの千秋楽のイベントは、

スカステでも放送されるし、

ほぼ公のものだよね・・・ということで、

大空さんの大劇場公演千秋楽入りの時の様子をメモ。

 

相変わらずコーフンしているので、

正確なレポとはなりえてませんが・・・

 

 

 

 

9時45分頃かな、

我らが組長、すっしーさんが

黒いスーツに、白いシャツ(大空さんのフェアリーウェアですね)、胸には赤いバラ、

そしてオールバックというキメキメのいでたちで楽屋口に登場。

劇団やFCのスタッフさんたちとあれこれ打ち合わせを始める。

 

すげー、かっこいい!

 

大空さんを見に来たハズの私たち、

若干騒ぎ出すレベルですっしーさんを見つめる。

そして尻ポケットから携帯(ぬいぐるみ系じゃらじゃらストラップ付き)をおもむろにとりだし、

各方面に指示(を出しているように見えた。や、もちろん会話は聞こえませんから、想像。)

 

尻ポケット!!

 

そのリアル男子っぷりに、

さらにトキめく私たち。

 

 

 

続いて、ゾロゾロと同じいでたちの組子登場。

かなめ君、みっちゃん、ともちん、大ちゃん、ちーちゃん、カチャ、かいちゃん、そしてすみ花ちゃんは

楽屋口から一番離れた、

ファンの人たちがつくる花道の先頭へ、

それ以外の組子さんたちは、

花道の終点になる楽屋口付近へ集合。

よく見えなかったけど、研1さんもいたのかな?

何しろ黒スーツ軍団がワラワラと大群衆。

 

と思ったら、パンチパーマのトメさん@ちやさんも上級生集団のほうへ合流。

ちやさんの登場にざわめく組子&ファンの人たちに、

何だかうれしくなる。

みんなトメさん大好きなんだなー。

 

で、そんな中、打ち合わせやら立ち姿の相互チェック(笑)やらに余念のない、

イケメン上級生軍団。

 

その図はもはや、ホストクラブ。

っつーか、そんなホストクラブがあれば、

それこそ身を持ち崩す覚悟で通うしかない。

 

積極的に意見を言ってる(風に見えるだけだけど。話の内容分かんないから)大ちゃんとか、

何かを説明しようと必死なともちんとか、

みんなが同じ格好でも、やっぱり太めで股上深めのパンツをチョイスするみっちゃんとか、

上級生たちのお話にうんうんと頷く下級生モードのすみ花ちゃんとか、

そのすみ花ちゃんが、ジャンボ軍団の中で、さらにちんまり華奢なこととか、

若干手持ち無沙汰なかいちゃん(笑)とか。

(ちーちゃんとカチャさまは私の角度からよく見えなかった)

 

どんだけ私たちをムヒムヒさせてくれるんだーっ。

 

で、その中で発光するかのような、テル様の美しさ。

いや、みんなもちろんかっこいいんだけど、

あの人の独特の存在感ってば、何だろう。

イケメンの中に、1人人間じゃないもの交じってますよ、みたいな。

 

「テル様かっこいい!!」と

本気できゃいきゃいする私たち。

ダメじゃん!今日は大空さん見に来てるんじゃん、私たち!

 

「でも、大空さん卒業してからの私たちのトキめきも探さないと!」

「だねー!!」

と無理やり納得し(笑)、

次代の宙組を担うイケメンたちを遠慮なくガン見する、

自称大空担数名・・・

 

 

 

と、そんなこんなしているうちに

10時ほぼジャストに、大空さんのクルマ到着。

 

 

 

 

銀ちゃんだー!!!

 

 

 

 

ちゃんと説明しますと、

白いシャツに白いパンツに、まさかのヒョウ柄ジャケット。

ソフト帽もヒョウ柄だったのかな。

 

 

 

銀ちゃん、かっこいー!!!

 

 

 

もう、ファン的にはそれしか言えません。(続く) 

 

 

 

 

 

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それは、うたかたのごとく 大空祐飛サヨナラショー

2012/05/14 13:53

 

もちろん、これまでだってサヨナラショーは幾度となく見てきた。
やはり一時代を築いたスターさんのサヨナラは、
どんな時だって切ない。

でも、「好きな人」のサヨナラショーは初めてなわけで。



宙組大劇場公演前楽、大空祐飛サヨナラショー。
や、開演前はすごくドキドキしました。
なんせ始めてのことだから、自分の反応がどうなっちゃうのか分からないし、
もちろん、楽しみには違わないのだけど、
とうとう終わりだっってことを突きつけられるわけで、
やっぱりそうなると、寂しさとか切なさのほうが強くて。
そんな気持ちで、私は本当に祐飛さんのパフォーマンスをちゃんと楽しむことができるのかしら、と。


。。。いやあ、なんかすごい発散しました。
全ての感情出し切ったような。
なんか、テンションがぐるんぐるん蹂躙されて、
もう、ぐったり(笑)。

というわけで、そんな精神状態だったので、
正しく覚えている自信はありません。
あくまで、私のための、私の大好きな人のことを覚えておくためのメモ。
その辺り、ご了解ください。



上手のスッポンぜりが開いた途端、
やった!と小さくガッツポーズ。
 

「カサブランカの風」だー!リックだー!!煙草ポイ捨てだー!!!(ラブ一郎氏がきっちり回収してました)


実は友人とサヨナラショーの構成を賭けていたのですよ

(ほんと、バカですいません)。
で、その勝負に見事勝利したわけです。
大空さんのお披露目の一番最初のシーンを、

サヨナラショーの幕開きで再現。

 

あー、お披露目公演の時も、
こうしてムラまで遠征してきたのだよなあ。
初見で、上手タケノコ席に座ってた私は、
目の前に大空さんが目にも留まらぬスピードで現れて、
あまりの突然のことに、心臓止まったんだった。
そこからの銀橋の歌が本当にステキで。。。
心臓止まったままアワアワしてたんだったなぁ。

あの時の情景がありありと甦る。

でも、男役の集大成を、今まさにまっとうしようという大空さんは、
あの時よりさらに歌も上手くなってるし
(もちろん贔屓目だとは思うけど、やっぱりそう思うんだもん)、
ぶっちゃけ、あの時よりさらに痩せちゃってるし、
さらには、下に履いてるズボンは次の場面用の白いキラキラのやつだし、

実は色々違いはあるんだけど、
それでも、まさしくあの大好きだったリックがそこにいて。

もう、しょっぱなから号泣。
大好きなものを、望み通りに見せてもらえているというヨロコビに。

ただ、号泣しつつも。

大空さんが、歌詞間違えそうになったりするから
(「カサブランカに」を「カサブランカは」と歌いそうになり、全力で訂正)、
手に汗握るハメにもなって。。。色々忙しい。



ちなみに、「カサブランカ」の後は、
本舞台に戻って、「NICE GUY!!」だと予測してたんですけどねえ。。。
まさかの「ファンキーサンシャイン」(笑)。
いや、笑うところじゃないけど。
まさか、また「ソーラパワー!」が聞けると思わなかったので、軽く脱力。

その笑いの一番の原因は、「ZUCCA×ZUCA」だと思う・・・

(「か・ん・じ・て!」の振りとか、

マンガ読んだのは、公演終わってからだからこそ思い出して楽しかったのに、

読んだ後に見ちゃうと、アレだ!とか思っちゃって・笑)

 

ちなみに大空さん、本舞台でちょびっと滑りそうになってた。

また手に汗握っちゃう。

あの時はいなかったかなめ君も、楽しそうに踊ってくれてるよ。
すみ花ちゃんもハジけてるよ。

何より、大空さんがなんだか立派でねえ。。。

もちろん、あの頃だって立派なトップさんだったんだけど、
ショーの真ん中でグイグイ引っ張っていくというタイプじゃなかった。
むしろ、宙組の実力派2番手&3番手さんと
おっきい男の子たちに守られているように見えたもんなあ。

まさに今、「場を統べる」大空さんに
じーんとする。



すみ花ちゃんがひとり白いドレスに着替えて銀橋に出てきて、
「誰がために鐘は鳴る」の「寝袋と巻き煙草」を。
ソロで歌うのかと思ったら、
大空さんも前場面のままの白いヒラヒラお衣装で登場。
セリフ付きで再現。

やっぱすみ花ちゃんは女優だなあ。
一瞬でマリアになりきっている。
なんか、一人でソロを朗々と歌いあげるより、
こうして芝居の歌であることが、とってもすみ花ちゃんらしかった。

で、ここの大空さんの見守り芸が素晴らしくてねえ。
なんなんだ、あの慈愛の眼差しは!
はげしくニヤつくじゃないか!!




銀橋で、「トラファルガー」の主題歌「VICTORY」。
よかったね、サイトーくん♪

蘭寿さんのところは、そのままかなめ君が。

っていうか、かなめ君、蘭寿さんの真似してくれてるよね?

ちょっと楽しい。
あんなアツい男なかなめ君、初めて見たかも。

そして、公演の演出同様、みっちゃんへの歌い継ぎへ。
みっちゃんの歌声、ますます冴えわたる。



まさかの、「引き潮」。
幕が上がり、何も装飾のない本舞台が出てきた途端に
もしや?と思ったのだけど、
白い男女が飛び出してきた瞬間、
本日2回目の号泣。

いやーん、引き潮大好きだー!

大空さんも大好きだって言ってたけれど、
サヨナラショーのデュエットはトップさん時代のものだと勝手に思ってたし、
またあの美しい場面が見れるなんて思ってもいなかった。

 

そう言えば、すみ花ちゃんも「Red Hot Sea」の時は、
彩音ちゃんの息子役だけじゃなくて、
3組のカップルのうちの一人だったんだよね。

でも今、こうして大空さんの隣で踊ってくれる奇跡。

ここのすみ花ちゃんも初恋の少女として、
入り込んでいたなあ。
ワンシーンでもきっちりキャラを作り上げてくる。

一緒に踊ってくれたのが、
ちー大、そしてれーれとエビちゃん
もう、本当にありがとう!
しかし何故ここで大ちゃんをキャスティング!?と

軽く目を剥いたけど(笑)(ほら、こういうシーンって、ダンサーさんに任せられるかと思ったから)
そうだよね、大空さんの大好きな88期だもんね。
本当にありがとう。

そして、「引き潮」の時は、

なぜか大空さんのダンスがとても上手に見えるというマジック
サヨナラショーでも健在。
(本当に失礼。)



退団同期は、ワンフレーズのソロどころじゃなく、
1人ずつ1曲ずつきっちり聞かせる。
歌ウマさんばかりだからこそできる演出。


糸ちゃんは、「NICE GUY!」で、
冒頭すみ花ちゃんが歌っていたナンバーを。
と思ったけど、
そう言えば彼女はエトワールだったんだよね。
まろやかでかつリリカルな、可愛いとしかいいようのない歌声。

つくづく惜しいなあ。

えりちゃんは、「バレンシアの熱い花」の「瞳の中の宝石」。
思えば、あの新公が、えりちゃんのよろめきキャラの第一弾だったんだ。

花露さんは、「アパショ」の冒頭「トランキロ」で、
娘役さんたちが歌うナンバー。
アパショについては再演だし、サヨナラショーでは扱われないんだろうなあ、なんて諦めてたから、
こうして歌ってくれて嬉しかった。

ちやさんは初舞台公演から、「未来へ」。
そっか、こうしてある意味「最初の生粋の宙組生まれ」も
去って行くのか。



大空さん再び登場。
黒のベルベッド風、白のレースが貼ってあり、

かつヒラヒラがふんだんの変わり燕尾は、
わざわざの新調だそうです。
すごく、ステキ。

「ヴァレンチノ」の「アランチャ」で三たびの涙腺決壊。
ああ、大空さんは、私が見たいものを全部見せてくれる。



そして「誰がため」から「幸せの鐘の鳴る日」。
ロバートさんは、あんな汚ない格好してたのに、
サヨナラショーではこんなにゴージャスな衣装になって。。。



で、やっぱり来ました。
「銀ちゃんの恋」。
 

まずは、小夏が赤ん坊を抱いて、喪服で登場。
女優・野々すみ花、ここでもぶっちぎりでエンジン全開。
芝居入り込んでます。
というより、全ツよりも、青年館よりも、
さらに泣きが入ってる。

 

もちろん、すみ花ちゃんにつられて、
客席も嗚咽。
そこに公演のまま、専務@ともちん登場。

途端に客席の空気が一変(笑)。

や、ともちんは専務のあの調子で、
「水原く〜ん」とか言いながら、至って真面目にお芝居しているだけなんだけど。
ただ客席がね・・・

いつ、ピコピコが鳴るのかと期待しちゃって(笑)。
つい今まで、すみ花ちゃんに泣かされてたハズなのに、
遠慮なく笑い出す客席。

なんかね、いかにもタカラヅカだなー、と。
おそらく、ここ数年の大空さん政権下の作品を
それこそ何回見たのか分からないくらい見てる人たちばかりの客席だからこその反応。

なんだか、同じ時代を共有した仲間、みたいな。

結局、ともちんはキザリ出したくなることもなく(笑)、
芝居は公演の時と同様に行われ、
いよいよ舞台中央に棺桶せり上がり。

銀ちゃん、登場!!

ちなみにお衣装は、全ツフィナーレの電飾付きパターンでした。
監督@すっしーさんの「カット!」、
そして、ヤスがまさかのジャージ姿再びで登場し、
「銀ちゃん、かっこいい〜!!」とともに、
「蒲田行進曲」スタート。
退団者除く全員舞台に登場してのコーラスで、
数グループずつ、祐飛さんを取り囲んだり、触ったりして。
(そう、祐飛さんに異様にお触りする下級生多数。可愛いな〜。)

それをニッコニコで見ている銀ちゃん。

なんかね、舞台に愛が溢れてるのが分かるの。
大空さんを愛してくれている組子たちがいて、
隣には楽しそうにハジけてる相手役がいて、
もちろん大空さんもみんなに愛を注いでいて。

宙組大好きだー!!!と思う。

そして客席も愛に溢れてる。
誰もが初めて、このサヨナラショーを見るわけだから、
客席も最初は探り探りだった。

それでも、前奏が始まると、咄嗟に揃う手拍子。
「蒲田行進曲」なんて、リズムの変化するところの対応も完璧!
ああ、この人たちが宙組を支えてきたんだなあ、という愛に溢れた空間。

その中央で大空さんのテンションも最高潮!と思ったら。。。

緞帳下がる。


えっ、終わり????

ほら、普通は組子たちとコーラスの後に
トップさんの歌い上げ系ソロがあるもんじゃない?
瀬奈さんでいうところの「奇跡」とか、
安蘭さんの「ひとかけらの勇気」とか。
そこでファンもペンライト振って感極まったりするわけじゃん。

つーか、私の周辺における「サヨナラショーの構成を予想トトカルチョ」では、
銀ちゃんは絶必としても、
ラストには持ってこないだろうということで意見が一致していた。

ほら、のんちゃんのサヨナラショーが
それやっちゃってるからパクリになっちゃうし。

まさか、本当にこれで幕とは。。。

や、ちょっとビックリはしたけど(笑)、
よくよく考えれば、大空さんらしい構成かなあ、と。
いわゆるヅカ的王道をやるんじゃなくて、
楽しく盛り上がって終わるのが、
いかにもだなあ、みたいな。



でも、本当にあっという間。
それは、うたかたのごとく。
ラストがラストで大盛り上がりで大団円なだけに、ヘンにしんみりしたりもしなかったから、

よけいにそう感じた。

そして、それは大空祐飛という男役そのものであり、
私の(もちろん私だけじゃなく、ユヒファンたちの)
ファン生活そのものと同じなんだろうな。

本当に長い長い夢だったけれど、
終わってしまえば、まさにうたかた。



個人的には、なんだかすっかり浄化されました。
ものすごく泣いて、ニヤニヤして、ノリノリになって、ちょびっとずっこけて、
でもやっぱり泣いて。
大空さんへの好きを、ちゃんと自分的にクライマックスまで持っていって、昇華できたかと。
。。。なんだキモいですが。

そして、これからまだ東京だってあるわけですが。




しかし、疑問。
これ、千秋楽ではどのタイミングでペンライト振るんだ???(笑) 

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芝居の前に歌ありき。 雪組新人公演「ドン・カルロス」

2012/05/10 23:46

 

仮面舞踏会の場面で、一気にテンションが上がる。

 

あの美老人は誰???

 

あっ、老人というには失礼か。

美壮年。

すげー美しさ、若々しさを完全に封印しつつも香気漂うというか。

何より、歌うま!!!

 

ええ、あす君の話です。

いつだってあす君は美少年ではありますが、

こういう大人どころか枯れた役をやらせても、

違和感なく、でも美しく演じることが出来るのか・・・すげー。

 

「ドン・カルロス」新人公演、

またしても本公演未見のため、比べようがないわけだけど、

新人公演にはなかなか大変な公演だなー、と。

 

というのも。

キムシンならではのオペラ的なナンバーでつづる構成のため、

とにかく歌が多い。

コーラスならいざ知らず、

主要人物はそれぞれにナンバーがある。

 

しかも前半は状況説明とそれぞれの心情吐露が延々続くし。

(それもまた、キムシン的。)

 

本公演では歌ウマさんがその歌唱力で観客の心を掴み、

そうじゃない人も(笑)、自らのオーラとかキャラとかスター力で歌いきるんだろうけど、

新人さんたちは、総じて・・・そもそも歌がヤバい。

今回のメンバーは、「座席からずり落ちそうな人」はいないけれど、

それでも「思わず肘掛握りしめたくなる」ようなお歌の方が多くて。

歌に振り回されていっぱいいっぱいで・・・いやもう、大変そうだ。

 

そんな中、突然劇場の空気を変えるかのように朗々と歌い始める美壮年が登場したわけだから・・・

そりゃもう、彼に釘づけ。

おまけに美しいし。

(大切なことなので2回言いました。)

 

あすくん初め、今回はやはり、

そもそも歌のスキルの高い人が、断然有利だったかな。

歌で表現できないと、その役を伝える前の段階で止まってしまうので。

 

そういう意味で男役の声も出来つつあるさきちゃんは、本当に安心のクオリティ。

幕開き、男役さんたちの歌い継ぎが、なかなか手に汗握る展開の中、

フアンの歌は、一人レベルが違ったもん。

 

そして、・・・なんだか急に男前になった?

終盤の異端審問の場面をボーっと眺めてたら、

何やらガタイがよくて、すごく精悍で、外人チックな陰影のある顔立ちの男子がいる!?

と思ってオペラ上げたら、さきちゃんだった。

(ほら、本公演観てないから、どの役がどこに出てるのか、

まったく分かんないのよ。)

 

異端審問長官の月城かなと君も上手かったなあ。

若さが見えず、堂々とした歌いっぷり。

 

 

 

というわけで、主演の彩凪君にとっては、すごい試練だったと思う。

なんせ登場から、銀橋で深刻な大ナンバー。

あれは歌ウマさんが、そのスキルで力づくで「聞かせる」ためのものだと思うのよ。

 

そして、カルロスは前半は「動かない」。

常に受け身で、常に苦悩している。

ネーデルランドへの想い、国民への想いも、

前半では分かりづらいし。

教会の場面は、カルロスのキャラクターが唯一ポジティブに出る場面だけれど、

あそこはむしろ、ハンド・アイリッシュダンス?の団体芸を見せるための装置だしなあ。

 

だからなのか、彩凪君から勢いが感じられない。

前回「仮面の男」で、あんなにキラッキラして、圧倒的に華やかだったのとは同じ人とは思えないほど、

カルロスが、というより彩凪君自身がもがいている感じで。

 

ところが、客席に向かって、

レオノールが夜陰に紛れて彼を訪ねてきた途端、いきなり輝き出す。

というか、女子の登場により、

いきなり甘さダダ漏れな、このキャラの変わりっぷりはナニ???

 

次の仮面舞踏会で、銀橋にてレオノールをダンスに誘うところなんて、

鼻息荒くて、下心丸出しで、なんだかエロかっこよくって・・・思いがけず、キュンとした。

 

そっか、彩凪君って、女子と組み合わせるとスイートになれるタイプなんだ。

 

それは、タカラヅカの男役として最も大切な資質だと思うので、

もちろん素晴らしいことだと思います。

 

その彩凪君をメロメロにさせたのは、

レオノール@あんりちゃんの持ち味に拠るところももちろん大きくて。

 

あんりちゃんって、ここ最近のタカラヅカでは、

稀に見る「白い」娘役さんだなあ。

ただただ夢のように可愛くて、可憐で。

各組を席巻している95期美人娘役陣の1人だけど、

「動」のみりおんちゃん、ちゃぴちゃんに対するところの、

「静」のうららちゃん、あんりちゃん、という印象。

うららちゃんは静の持ち味でも、

その大人びた美貌ゆえ、もう少し持ち味が濃いけど、

あんりちゃんは本当に消え入りそうな、綿菓子のような頼りない存在感で・・・それが萌える。

脱げかけた靴を「えいっ、えいっ、えいっ!」って自分で直すところすら、

お転婆というより、むしろすげー可愛い。

 

ぶっちゃけ、上手くはない。

感情が表に出にくいタイプなんだろうな。(それはうららちゃんも言われてたね。)

レオノールは、身分違いの恋心を隠さなくちゃいけないから、

さらに抑揚がない。

 

でも、その不器用さが、観ている側にとっては、ものすごくいじらしいし、

おそらく相手役さんの「リードしてあげなくちゃ」「守ってあげなくちゃ」っていう気持ちを

自然に引き出すんだろうな、と。

 

 

 

煌羽レオ君は、初めての2番手役。

雪組は、新人公演での実績が、ちゃんと次の役付きに反映されている印象。

 

声が独特なんだね。

これは好みの問題だけど、この声質を生かすなら、

もうちょっと声に幅と厚みが出るといいな、と思う。

 

ポーザ侯爵は、裏切者的な悪者の顔も見せつつ、

やはり根幹は、ネーデルランドへの愛にあると思うのだけど、

レオ君の役作りは、2番手としては若干黒すぎたかな、と感じたのだけど、どうだろう。

 

桃花ひなちゃんのお芝居をちゃんと観たのは初めての気がする。

あんなに美少女なのにこれまで殆ど使われていなかったのは、

芝居に難ありなのかと思っていたけれど・・・

フツーに上手いじゃん。

 

またあんりちゃんとは別方向に儚げで、頼りなくて、

イサベルという皇后の考えの足りなさ、浅はかさみたいなものが

すごくリアルに伝わってきた。

もちろん、いい意味で。

だからこそ、ラストの勇気が、

よりドラマティックに見えた。

 

音さらちゃんのお芝居も初めて見たかも。

私の雪組公演時のひそかな楽しみは、

さらちゃんの開演前アナウンスを聞いて心癒されることなんだけど、

芝居声が本当に可愛くて、でもちょっとハスキーで、

クセになるいい声だなあ。

 

王の姉として、時に王に物申せるぐらいの大きさ、というにはまだ至らなくて

可愛すぎるきらいがあったけれど、

それでも、その個性的な声によって救われていたと思う。

 

幕開きの乙女に囲まれる、大人の女・エボリ公女が

すごく落ち着いていて、迫力があって、

夢華さんはこういう役の方が、ヒロイン系より断然似合うし、いきいきしているよなーと思う。

後はここにかっこよさみたいなものが加われば、

可愛いキャラが多い雪組娘役の中で、貴重な戦力なるんじゃないかな。

 

カルロスの友人たちの中、

一人一際ガタイがよくて、かつしっかりしたいかにも男役らしいワイルドな顔つきの男子を見つけ、

終演後すぐにプログラムをチェック・・・真地佑果君だそうです。

まだ研3か、お芝居もしっかりしてたぞ。

 

まなはるがまさかの老人役で、

(ところで本公演では、あのがおり氏も、ここまで老けさせた役作りしてるのかしら??)

相変わらずの鼻息荒い芝居で、

笑いをかっさらっていったのだけど・・・

あまりに動き過ぎで、まさか「この国でも重要な人物」にはとても思えなかった(笑)。

や、あまりに庶民的だから(笑)。

あんなおじいちゃんじゃ、そりゃあいかにも健康的なエボリちゃんだって浮気もしたくなるわ。

 

 

 

終演後のご挨拶。

いつものように下級生から順番に点呼しながら観ていると・・・

93期ゾーンに、ちっこいけど超絶美少年発見!

まさかの美海ちゃんでした。

「役人」って男役だったのね。芝居中では気付かなかったよ~、残念。

 

そして、カーテンコールまで一貫してティツィアーノ役になりきって、

不敵な笑みを浮かべ、客席に視線をトバしまくってたあす君・・・もう、大好き(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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とりあえず、第一印象からいってみようかな(笑) 宙組「華やかなりし日々」

2012/05/08 23:38

 

大ちゃんが面白い(笑)。

 

って、それがご贔屓のサヨナラ公演の、

しかも出不精の私が、ちょう久しぶりにムラ遠征しての初見の感想か、という・・・。

 

でも、しょーがない。

大ちゃん面白いんだもん。

 

 

 

と、現実逃避はこのくらいにして、

(現実逃避なのか???)

大空ユウヒ、20年の集大成を飾るサヨナラ公演、「華やかなりし日々」。

 

想像してたよりは全然大丈夫です。

 

そもそも、作品の感想に「大丈夫」とかおかしい。

でも、それ以外の言葉が思いつかない。

それぐらい、恐怖におののいてた、というか

期待値が低かったわけです。

先にに遠征した友人たちの感想や諸々を見聞きしていたため。

 

私は、「愛のプレリュード」くらいトンデモ作品がくるかと覚悟していたよ。

(サヨナラ公演で、トップさんが大劇場デビューの作家をオトコにしてから退団する、という

流れで連想しただけですが。)

アレよりはまともな話だし、

ヒロインも電波じゃない。

 

ただ、主人公の行動にまったく一貫性が無いっていうところはまんま被ります。

そしてそんな難アリキャラクターを、

トップスターさんの細腕1本で、底上げしまくっているところも一緒(笑)。

 

 

 

っていうか、原田先生はショー作家の方が向いているんじゃないかなあ?

 

 

 

「華やかなりし日々」は、ひとつひとつの場面は「美しい」の。

場面としてのまとまりだとか、見せ方だとかはとてもクオリティが高い。

 

でも、決定的に欠けているのは、

その場面を繋いで、物語にしていくチカラ。

 

「キャパ」の時にも書いたけど、

1+1が2にならなくて、いきなり5になっちゃう。

どうしてもここで5にしたいのなら、1+1+1+1+1と積み重ねていくか、

多少の無理は承知でも、1にいきなり4を足しちゃうか、

もしくは最初からペース配分して2+3に数式をしておくべきだと思うのだけど、

そういうストーリーや感情の積み重ねもなく、

飛び道具的な演出もなく、

やっぱり1+1は5です、って言いきっちゃったみたいな、そんな作品。

しかも、クリエイター本人が1+1の結果が5になっていることに、

そもそも何の違和感も感じていないような。

 

「プロット」とかって作ったりしないのかなあ?

登場人物の関係図とか書き出してみたりしないのかなあ??

 

エピソードを詰め込み過ぎて、広げ過ぎた風呂敷を畳めなくなっちゃいました、てへぺろ☆というより、

そもそもそこにそのエピソードを置くのは、おかしいよね?というところに無邪気に配置し、

結果、その設定自体を忘れ去ったまま強制終了・・・という印象。

 

主人公・ロナウドとみっちゃん演じるニックに、あれだけ相棒だ仲間だと言わせておきながら、

ニックが刑事のアーサー@かなめ君に尻尾を掴まれた途端、

ロナウドってば放置プレイだし、

その刑事のアーサーも、それまでの彼のキャラクターと言動と周りからの評価を考えれば、

絶対にしないであろう選択を最後にしちゃう。

そういう選択を彼にさせるのなら、もっと伏線を描いておこうよー。

 

 

 

 

物語が紡げないのであれば、

場面を美しく構成出来るスキルは

ショー作家としての方が活きるんじゃないかなあ、と思いました。

 

 

 

 

 

ただ、場面場面はたしかに「美しい」のだけど、

その美しさが、「どっかで観たコトある」ものばかりだということ。

 

ロナウドとニックの男同士のイチャイチャだとか、

それこそ百万回くらい見たことあるし、

大ちゃん(笑)演じるマフィアのボス、キング・グラントが暴れ出して、

それを止めに入るロナウドたちとの間でいきなりナンバーが始まるという展開も、

ショーでよく見るシチュエーションだし、

少年ロナウドと少年ロイのエピソードは、

あっ、これ「アデュー・マルセイユ」まんまだわ・・・と元ネタまで判明。

 

でも、ショーは大いなるワンパターンもそれなりに必要だし、

「バラの花束抱えて客席から登場するトップスター」とか、

「オケボックスに消えていくトップスター」とか、

そういう演出は、とてもハッタリ感があるので、

やっぱりショー向きではないかと。

 

 

 

あまりにネガティブなことを書き過ぎましたが、

本当に大丈夫

おかしいところは多々あるけど、破綻しちゃってるわけじゃないし、

不愉快なわけでもない。

ヅカにおいてこのくらいの作品なら中庸だと思います。

「ヴァレンチノ」「クラシコ」「仮面ロマ」と続いたため、ちょっと宙担は舌が肥えちゃってるだけです。

 

そして何より、大空さんがすげーかっこいい。

 

もう、それだけで通えます。

 

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お久しぶりです。

2012/05/02 23:04

 

まずは、言い訳。

 

怒涛の日々を過ごしていました。

新年度に入って、仕事もプライベートも大きく環境が変わって、

なんだかエラいことになってました。ふう。

タカラヅカは見ていたんですがね・・・劇場にいる瞬間しか夢を見れないというか。

怒涛のあれやこれやの公式発表はもちろんチェックしてるのだけど、

あれこれ言う間もないというか。

 

で、ブログの更新が滞る。

 

 

ようやくのゴールデンウィーク、

明日から遠征です(笑)。

怒涛の中で手配したから、

色々抜かってるんじゃないかと不安はありつつ、

 

東京を離れてようやく一段落できるかな、と。

 

 

というわけで、ほったらかしにしていた、

ここ1か月のあれこれをざっとメモ。

 

 

月組さんの千秋楽。

それまで、「エド8」が好きすぎて、

観る度に泣いちゃっていたのだけど、

それは霧矢さんやまりもちゃんや卒業生が云々というより、

デイヴィッドに感情移入しすぎて泣いていた。

 

ところが、千秋楽ラスト1週間になったあたりから、

霧矢さんが退団するっていう事実が、

突然胸に迫ってきて。

もう、寂しくて、哀しくて。

 

・・・って、どんだけ遅いんだか。

 

「退位の歌」とか、

聞いてるだけで、苦しすぎて、

でもその苦しさが、気持ちよくて。

霧矢さんの歌もどんどん集中力が高まって凄味が増してきて。

 

ああ、この霧矢さんを見れて良かったなあ、と

心の底から思いました。

 

それと同時に、

うわっ、「エド8」ってば、大野君が物凄く自己投影した作品なんだわ、ということに

突然気付いちゃったりして。

 

 

デイビッドが「どこまで許されるのかやってみる」っていうのは、

要は大野君の反発やら主張のことなんだよね?

例えば「歌劇」に「日本物やらせろ今年こそ」とか(笑)。

彼もまた、タカラヅカにおいて、「どこまで許されるのか」試しているんだろうな、と。

 

デイビッドはあらゆる努力と挑戦をしてみて、

結果、折り合わなかったものこそを大事に思い、

王位を捨てるわけだけど、

まさか大野君までそういう選択をするんじゃないかと・・・大いに震撼したわけです。

 

大好きな霧矢さんがいなくなり、

すぐに大空さんが後に続き、

さらには大野君までいなくなっちゃったら・・・それはあまりに辛いので、

そんなことは無いよう、それだけを祈る。

 

 

 

その公演中に、「ロミジュリ」配役発表。

ベン様=マギー、マーキューシオ=みやるりにはじまり、

ジュリパパ=組長、ジュリママ=すーちゃん、死=たまきち、あたりまでは予想通りだったのだけど、

やっぱり一番目を剥いたのが、

ヴェローナ大公=輝月ゆうま、という大抜擢ですかね。

や、大公の歌の出来は、

「ロミジュリ」全体の完成度に関わるポイントだから。

そんな重要な役を研4男子がやるとか・・・すげー。

 

あと、ピーター=華央あみり、を二度見(笑)。

ピーターって、乳母のヴェールもって登場して、

「役立たず!」って言われちゃうヨロヨロのお稚児さん(違)役だよ?

それを月組きってのおっさんキャラ・あちょー様って・・・意図が不明すぎて、こちらもまた楽しみ。

 

ちなみに公演終了後、某所でまさお君とちゃぴちゃんに遭遇したのだけど。

なんか2人の透明感ハンパなくて、

今回の月組人事は、トップコンビ云々より、

準トップスターとか、主役役替わりとかばっかりクローズアップされがちだけど、

こうやって2人の並びを目の当たりにすると、

ただただこのカップリングの可能性が楽しみだなー、と。

 

そして新生月組の第2作目も発表。

「愛短」と「Heat on Beat!」って、

別にどっちも名作ってわけじゃないんだけどなあ、と密かに思ったりする。

 

でも、月組トップスターは「Heat on Beat!」絶必、みたいなことで伝統化されるんだったら

それはそれで面白いかも。

 

みりお君のバウ「春の雪」については、

劇団もようやく本気で番組編成に本腰入れてきたのね、という印象。

雪組「JIN-仁-」に続き。

だって、観たい!とか似合う!しか思い浮かばないもの。

 

 

 

宙組はかなめ君トップスター&みりおんちゃん娘役トップ内定おめでとー!!

かなめ君みたいなタイプの男役さんには、

しっかり者のなんでもできる娘役ちゃんがいいなあ、と思っていたので

大変バランスの良いカップルではないのかと。

みりおんちゃん唯一の課題である舞台化粧も、

かなめ君の指導により、美女に変身するのでは?と期待。

 

ただ、みりおんちゃんについては

確か次回花組本公演の出演者に載っていたハズで、

確かに肩書のない下級生娘役の出演するかしないかなんて大勢には影響ないんだろうけど、

何も今日昨日で娘役トップ就任&組替えが決まったハズもなく、

だったら、その辺はちゃんと筋を通せばいいのに、と思う。

 

なんだか娘役を軽視しているように見えたからさ。

 

お披露目となる「銀英伝」については、勉強不足で読んだことありません。

というわけで、アマゾンにて早速ポチリ。

忙しい、忙しいというわりには、

そういうことだけはやる暇がある

 

マッドサイエンティストである敵役が宇宙制服を狙う話になるのかな?(笑)

またもや原作モノを、小池先生がいかにイケコ・ワールドに染め上げてしまうのか、期待。

 

 

 

キムの退団発表は、あまりに唐突過ぎて、予想だにしていなかった出来事で、

正直、今だ感想を持てないでいる。

巷間囁かれているように、

キムラさんサイドによる意志なのか、それとも劇団の思惑なのか、

私には全くもって推し量る材料がないのだけど、

ただただ、何故このタイミングで発表する?ということが引っかかる。

 

自分の身を振り返っても、

大空さんの場合、フラグが立ってはへし折られ・・・が繰り返されていたので、

耐性がついてたのと、

さすがにこの時期に退団だよね?という予測がたってはいたものの、

それでも、やっぱり退団発表は、ズドーンと心にキた。

それがご贔屓の退団っていうもの。

 

任期の長短はさて置いても、

一般的に退団発表が行われるタイミングよりも

遥か前倒しの発表がなされたってことは、

キムファンの皆さんは、心の準備どころか、予想だにしていなかったわけで、

そのファン心理を慮ると・・・つらい。

 

これって、ミズさんの退団発表と同じシチュエーションだよね・・・?

(ちなみにその時のエントリはこちら→http://puck.iza.ne.jp/blog/entry/1413138/

 

繰り返すけど、退団だけは、色々守ってほしいよなあ・・・と思う。

こういう事が平気で行われるのって、

月組雪組だけの印象なのだけど

(ただ、月組は退団発表に関しては、真摯)、

 

雪組に何が起こっているんだ・・・?

 

 

 

あっ、「JIN-仁-」は素直に楽しみです。

せめてそのことが、救いかな。

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まりもちゃんの声 月組「エドワード8世」

2012/04/15 23:04

 

まりもちゃんが「男前」を貫けたのは、

隣に居たのがきりやんだから、というのがもちろん大きいわけだけど。

 

その「声」によって許されていた部分もあるよなあ、と思う。

 

「エド8」、デイヴィッドに王冠を捨てさせる女、ウォリス。

過去はあるし、本人も一筋縄じゃいかないし、そもそも口は悪いし、

なんせ登場は泣きマネ(笑)。

タカラヅカのヒロインとしては範疇外、sy

すなわち、娘役らしさみたいなものから逸脱していたまりもちゃんの集大成としては、

ある意味、これ以上なくふさわしい役。

 

けれど、まりもちゃんの声が、

ウォリスを必要以上に強く見せない。

デイヴィッドと「言い争い」になっても、

どれだけキツいことを言っても、

まりもちゃんのまさに「鈴を転がす」ような声が、

角をとって丸くするというか。

 

それから、このヒトは本当にケレンみたいなものがない役者さんだなあ、と。

や、一旦踊り出すと、非常にハデなパフォーマンスをするけれど、

芝居においては、そういうハデさがない。

その役を「いかに魅せるか」ということよりも

その役の心情を丁寧に、時に丁寧過ぎるほど表現することに重きを置いているような印象。

 

ウォリスというキャラは、演じようによってはもっと「面白く」できたと思う。

現に、最初の頃は、

ウォリスに物足りなさを感じた。

作品自体が、「王冠を賭けた恋」と題しつつも、

恋以外のデイヴィッドの苦悩を前面に描いているので、

余計にウォリスの存在感が小さく感じたのかもしれない。

 

でも、噛めば噛むほど、じゃないけれど

観れば観るほど、

まりもちゃんが地に足つけて、

ウォリスを造形していることがよく分かる。

そんなウォリスが好きになる。

 

一方で、千秋楽に近づくにつれ、

霧矢さんのデイヴィッドがどんどん弱さを隠さなくなっているように見えた。

皇太子として、王として、

傷ついたり、迷ったりしていることがストレートに表現する。

 

すると、それに呼応して、

ウォリスの強さ、大きさが見えてくる。

これだけ傷ついたオトコをどーんと受け止め、支えられるんだもん、

そりゃあ、王冠を賭けても離れがたくなる、その気持ちが分かる・・・

まりもちゃんの手堅さが、どんどん作品の中で生きてきたように見えた。

 

 

 

きりまり、本当にいいコンビだったなあ。

同時代に、ちえねねみたいな萌えドコロ満載のコンビがいて、

ゆひすみみたいな恋愛じゃないものの方が似合うコンビがいて、

そして、きりまりという同志的な結びつきの、かつバリバリ体育会系のコンビがいる。

それぞれの持ち味が全然違うからこその面白さがあった。

 

この時代にヅカオタでよかった。

 

 

 

 

「エド8」その他のキャストについて一言ずつ。

 

私が今回一番好きだったキャラは、がちゃ様のアルバート。

がちゃ様のたおやかな美丈夫ぶりと真摯さを堪能、

最後の歌い継ぎはやっぱり泣けてしまう。

 

側近4人組は、4人が4人なりのリアリティで

彼らとデヴィッドの日常を想像してしまうだけで楽しい。

特にジー・トロッターるう君の人間臭さがステキ。

みりお君は、正直みりお君の手の内の役、って感じで

意外性とかはないのだけど、

それでも、このゴドフリー・トーマスには、彼なりの人生があって、

それこそガイが言うように、

自分の物語を紡いでいる、そういう「どこに居ても彼が主役」的な存在感は素晴らしいなあ、と。

 

ブルース・ロッカートは本当はすごいキーマンだし、

もっともっと面白く出来るハズなのだけど、

もりえちゃんは全然上手くなくて、

ぶっちゃけ小細工なしでただただ役を正直に演じているのだけど、

今となっては、そういうもりえちゃんが愛おしい。

 

MI6大佐のたまきちが苦労していて、それもまた可愛い。

そりゃあ、こんな色濃い役初めてだもんね。

でも、こういう場の経験が、きっと糧になるんだろうと思う。

 

アステア姉弟、好きだー。

ちゃぴちゃんが姉で、としちゃんが弟で全然違和感ない(笑)。

 

しかしちゃぴちゃんはいつの間にかこんなに強い女の子になったんだろう。

「ジプシー男爵」で女装してた頃は、

「たくましい月娘の中にあって、一番可憐なのが男の子であるちゃぴ・・・」って思ってたのが、

正真正銘の娘役になった途端に、

こんなに押し出し強くなるとは・・・おそるべし、月娘のDNA

 

花陽みらちゃんのマルグリット・ローランが、

コケティッシュで、ああいう修羅場シーンなのに、

下品になり過ぎず、くすっと笑える愛嬌があって、

上手いなーと感心。

 

沢希理寿ちゃんの歌声が心地よい。

 

専科の一樹さん、ソルーナさん、

そして組長、

いかにも愛人のテルマ・すー様、

バイプレイヤーたちが安心がっちりの仕事で支える。

 

マギーのやり過ぎ感、

愛人といるところを見つかっての小物感、

すげー可愛い(笑)。

そう、前のダンナがダメ男であるほど、

デイヴィッドの男前度が際立つもの。

 

クラブで売り込みに来るダンサーちゃんが、

フツーに上手いのだけど、

最初、誰だか全然分からなくて、

てっきり上級生が演じているのかと思ったら・・・咲妃みゆちゃんだったのね。

数少ない路線系娘役だからこそ、

もうちょっと咲妃みゆとしての存在感が出せるといいのにな。

 

冒頭の葬送での第一声が輝月ゆうま君とか・・・恐るべし研4。

さすがに最初の頃は若さが勝っていたのだけど、

どんどん上手くなっていっていくのが手に取るように分かって、

若さって凄いわー、と思う。

 

そして、次期トップスター・まさお氏のガイ

きりまり初めとした主要キャストの芝居と全く合わせることなく、

全く別のレイヤーに存在しているような、

そんな異次元感が、今回の作品においてはすごく面白かった。

「狂言まわし」というには、あまりに説得力はないし、

そもそもちゃんとした説明なんてないのだけれど、

彼が「視点」となることで、

デイヴィッドと彼を取り巻く人々の物語を俯瞰できるというか。

 

ある意味、辛抱役であったところを

ちゃんと面白く見せたところは、

まさお君のチカラだなあ、と。

 

 

 

というわけで、やっぱり「エド8」大好きだ。

色んな人に色んな物語があるからこそ、

セカイが作られる。

 

 

 

 

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若き皇太子と若き人妻のラブストーリー 月組新人公演「エドワード8世」

2012/04/05 23:18

 

本公演と新人公演でここまで趣が変わる、っていうのも珍しいかもしれない。

 

「エドワード8世」新人公演は、

まさしく「王冠を賭けた恋」、

本公演が、大人のオトコの人生の苦悩と戦いがメインテーマであったのに対し、

若き皇太子と若くて魅力的な人妻とのラブストーリーでした。

 

デイヴィッドとウォリスが恋に堕ちるまでが丁寧に描かれている。

恋するがゆえにウォリスはデイヴィッドに別れを告げようとし、

デイヴィッドは彼女との恋をまっとうするために王国に別れを告げる。

その愛が切ない。 

 

たまきちデイヴィッドは、いかにも「王子さま」。

本公演よりもずっと若く作っているし、

霧矢さんほど「毒」もないのだけど、

能力もモチベーションもある皇太子が、

正面から自分の問題にぶつかり、自分の人生に挑んでいく、

そんなまっすぐな魅力がある。

 

たまきち氏は、新公では図抜けてました。

男役としての体格に恵まれているっていうのもあるのだけど、

華やかさ、芝居の突き詰め方、舞台での居方など全てにおいて。

もちろん、学年相応に足りてないところや頼りないところはあるのだけれど、

まさしく「タマが違う」っていう感じ(きゃ)。

何より、真摯さ・真面目さがキモチいい。

だからといって優等生然としているわけでもなくて、

自然にのびのびと成長しているような。 

 

敢えて難をいえば、プロローグでの幽霊デイヴィッドは弱かったかな。

テンポが悪くて、

シニカルだけどチャーミング、っていうデイビッドの魅力までは醸し出せなかった。

やっぱりあそこは、霧矢さんのキャリアゆえの味わいと間のうまさ、

そして、きりまりというコンビが過ごしてきた年月、2人の呼吸があるからこその楽しさであるのだなあ、と

新公を観て改めて思ったりした。

 

幕が開いてすぐの「つかみ」に苦戦していたので、

この先大丈夫か・・・?と不安になったのも事実。

 

ただ、その後、マントを抜いた途端現れた軍服姿の麗しさにはおーっ!ってなる。

再び舞台上でお着替えして、皇太子時代にタイムスリップした姿は

さらにおーっ!!

まさしく本領発揮、ようやくたまきちらしさが出て、本人もキラッキラしはじめて。

 (正直、本公演ではここの霧矢さんがコスプレ感強くて・・・ry)

 

 

 

ヒロインのちゃぴちゃんはホント大変だったと思う。

次期トップ娘役内定っていったら、どうしても鵜の目鷹の目で見られるもの。

言ってみれば、卒業発表した前田敦子がやっぱり総選挙も出ちゃう!?くらいの大変さ(それ、ちょっと違う。)

 

気が強くてクセモノなウォリスの雰囲気はよく出していたと思う。

その辺はまりもちゃんの模倣に徹した感じかな。

けど、ただ強いだけじゃなく、

話の軸がラブストーリーになったため、

本公演よりもう少し瑞々しいイメージの女子になっていた。

ウォリスがデイヴィッドを異性として意識する、

その“瞬間”が手に取るように分かる、そんな役作り。

 

デイヴィッドとの距離感や雰囲気は、

すごく大切にしているのが分かるんだけど、

対たまきちとの芝居ばかりに集中してしまい、

それ以外の人との芝居までは気が回っていない感じだったのが惜しいかな。

特に夫・シンプソンへの対し方があまりにフツーで、

すでに冷めきった夫婦関係の夫に対するひてぶてしさとか愛憎みたいなものが見えなくて、

それってウォリスのキャラじゃないだろー、って思ったり。

 

後はたまに意識が途切れると、

立ち方や歩き方がいさましくなっちゃうかな・・・性転換はなかなか大変。

 

 

 

新人公演では、ロッカートとチャーチルが2番手ポジでした。

 

そう考えると、本公演でのガイとトーマスという役は、

まさお君、みりお君の華と存在感があるからこそ、

あれだけ大きい役に見えているのであって、

改めてすごいな、と。

 

ゆうき君は本役さんより滑舌もよく(笑)、

ストーリーテラーとしての役目は十分に果たしていたのだけど、

・・・なんかすごく地味だ。

飄々とした狂言回しだったのが、

突然ソビエトのスパイの顔を見せるという、

タクジー渾身の本筋とはまったく関係ない、

でもガイ的には、突然豹変する様が、この役のおいしさだと思うのだけど、

そのあたりの変化も感じられなかったような。

それと、髪の盛りすぎのせいかしら?全身のバランスの悪さが気になった。

 

トーマスのちなっちゃんも、

朴訥で、まっすぐで、ちょっとドジっこな秘書官という役どころはすごくハマっているのだけど、

他の秘書官たちと4コ一の印象に終始してしまった。

 

しかしちなっちゃんは前作「アルジェの男」新人公演の濃い役どころから、

チシャ猫から、可愛い系まで

カメレオン役者タイプだなあ。

逆に言うと、それが若干、鳳月杏というスターの存在感を弱めているかもしれない。

 

 

 

輝月ゆうま君のロッカートは、とにかく輪郭がくっきりしている。

彼自身の人となりやドラマをちゃんと背負っているし、

作品の中で色濃く存在している。

彼がデイヴィッドへ与える影響力の大きさがより分かりやすく見え、

結果、ロッカートがこの物語の単なるエッセンスではなく、

エピソードを動かすキーとなっていることが分かる。

 

舞台度胸があるなあ。

迷いがない感じは、たまきちの芝居に通じるところがあるかも。

台詞もきっちり言えてるし、歌も安定していて、

スキルもあることが今回分かった。

そして華奢な月組男役陣の中で、

あのガタイと派手な顔は大きな武器、

いやがおうにも目立つ。

 

 

 

逆にビジュアルではとても損をしているのだけど、

そのハンデを芝居で打ち返したのが、

チャーチル役のからんちゃん。

あまりに可愛いビジュアルに白髪のカツラという老けヘアメイク、

台詞はおっさん口調、というのは

最初は違和感以外の何者でもなかった。

小ささは際立ってるし。

 

でも、観ているうちに、その違和感がどんどん消え、

チャーチルの存在感が浮き立ってくる。

からんちゃんの一本筋の通った芝居が

力づくでネガティブ要素を押さえ込む。

独特の声も、今回はプラスに転じたかなあ。

まだ男役声も出来ていないメンバーが多い中で、

からんちゃんの存在を印象付ける。

 

ジョージ5世の死後、チャーチルがデイヴィッドに覚悟を突きつけるシーンの“真意”は

新人公演で初めて理解したというか・・・

そっか、チャーチルのある種の「狂気」が

彼の一連の行動を突き動かしているのだわ・・・というようなことが、

からんちゃんの芝居でハラ落ちしたのも事実。

 

 

その他、今回特に印象に残ったのは、

上級生娘役の格の違い。

 

ヨーク公妃エリザベス@さちかちゃんのあたりを払う威圧感。

デイヴィッドのアメリカ人の愛人テルマ@ちゅーちゃんのスノッブさ。

ケント公妃マリーナ@みくちゃんのユーモアのある可愛さ。

彼女たちが、ポイントポイントで芝居を締める。

 

 

 

最後に、楽しかったエピソードを一つ。

 

カフェ・ド・パリの場面で、

芝居をするデイビッドたちの後ろのバーカウンターで、

グラスが床にガチャーンと落ちた。

もちろん、割れたりはしないのだけど、ハプニングハプニング

でも、そんな不測の事態にも動じることなく、

むしろそれに乗じて、シチュエーションを活かす男子を発見。

 

ボーイ君の一人が、グラスを落とすほどの緊張感を、

「皇太子さまのテーブルにいくなんてドキドキするな★」っていう小芝居をひとしきりしていた。

しかも、テーブルにやってきて、シャンパングラスを配る所作も、

相変わらず緊張してます!っていう芝居で・・・上手いなあ。

 

どんな役でも突き詰めて演じているんだな、というガッツ

お姉さんは嬉しかったです。

 

プログラムを見ると、ボーイは4名、

私には誰だか見分けられなかったので、

おそらくは星那由貴君、蒼矢朋季君、颯希有飛君のうちの誰かだと思う。

(やけに漢字だらけの3人だ。)

 

頼もしいな。

 

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不親切設計 月組「エドワード8世」

2012/04/03 20:44

 

しかし。

 

持ち上げておいて落とすわけじゃないのだけど、

大野先生の風呂敷広げるだけ広げておいて、広げっぱなしの芸風、

相変わらずだなあ・・・orz

 

でも私は好き。

 

盛り込めるだけ盛り込んで、結果まったく回収できてないエピソードやら設定だらけなのだけれど、

その「過剰感」が好き。

スカスカの物語より、

過剰な情報量の中から、観る人それぞれに反応するポイントがあり、

観る度に違うことを感じられる物語の方が、

「観劇のヨロコビ」は断然大きい。

 

それだけ情報は詰め込まれてるのに、

説明はなし、というその潔さも好ましい。

前公演「復活」の「それを言わなきゃ、スマートなのに・・・」という雄弁さは

時に興ざめさせられる。

 

「エドワード8世」なんて、王位を捨てるというその宣言さえ、

はっきりとデイビッドが述べるわけじゃないもんなあ。

でも、そのクライマックスに向けてのデイビッドの感情の高まりははっきりと分かるし、

彼のラジオでの歌を聞けば、私たちはちゃんと彼の意思を汲むことが出来る。

 

余韻のある贅沢さ。

 

弟であるアルバートの吃音まで何の説明もなしとはちょっと驚いたけど(笑)。

そりゃあ、「英国王のスピーチ」は昨年のオスカー受賞作だけど、

あのジョージ6世がこのデイヴィッドの弟なのね、ってピンとくる人は

果たして観客の中にどれだけいるんだろう?

 

大野作品が、大衆演劇としてのタカラヅカでありながら、

初見の客にとって不親切設計で、

客に一定の教養なり知的レベルを求めるという事実は、

実際問題どーよ、という意見はあるんだろうけど、

私個人は、そのハードルも魅力だなあ、と思う。

 

だって、そういう大野君のどうでもいい(笑)リアルの追求だとか、設定の妙なんて

知らなくても充分に楽しめるわけだし、

例え知らなくたって、「んっ?」と思ったら、

おうちに帰ってからgoogle先生に聞いてみるなり、書物を紐解いてみるなりすれば、

新たに広がる知的好奇心の世界があるわけで・・・

そういう行為全てひっくるめて、

「観劇のヨロコビ」だと思うから。

 

まあ、年間10本のラインナップがある中で、

そんな作品があってもいいか、という許容範囲だと思う。

 

 

 

それにしても・・・

もう、お前はどうしてもホモを入れないと気が済まないのか!という

唐突すぎるまさお×まんちゃんとか・・・

ごめん。私もキライじゃないクチだけど、

そのカップリングに関しては、

もはやタクジーの萌えの在り処が分からない。

 

演出部の企画会議なんかでは、

お互いの作品にモノ申さないのが不文律、なんて噂がまことしやかに流れているけれど、

その件については、一度どなたかにきっちり詰めてほしいわ、と思う。

 

そのホモは必要なのか?と。(笑)

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エロかっこいい英国王の物語 月組「エドワード8世」

2012/04/02 23:19

 

霧矢さんの魅力は、タカラヅカらしからぬ表現にあると思っている。

誤解を恐れずに言えば、

「男役」を魅せることよりも、

何より「ミュージカルのヒト」であり、

ミュージカルとしてのパフォーマンスを最大化させるために

歌があり、ダンスがあり、

そのクオリティの向上のためにストイックなまでに努力している・・・それが私の霧矢さん像。

 

タカラヅカに求めるものは人それぞれだ。

「うっとり」だとか「トキメキ」だとか「キュンとしたい!」みたいなものを期待している人にとっては、

霧矢さんの男役姿は、ある意味物足りなかったかもしれない。

芝居の中でその役自体に「うっとり」や「トキメキ」やキュンとさせる要素があれば、

霧矢さんはそれをきっちり見せてくれる人なんだけど、

(例えば、「La Esperanza」のファビエルだとか、「大坂侍」の又七っつあんだとか、

どんだけ私たちをきゅんきゅんさせてくれたことか)

そういう表現より、

物語や役を正しく、忠実に伝えることの方を大事にしている役者さんだったから。

 

結果、タカラヅカ的装飾があんまり得意でなかったり、

タカラヅカであろうと、作品としての完成度の方にプライオリティを置いているような観客にとって、

霧矢さんの芸は支持されたんだろうと思う。

(だからこそ、いわゆる玄人筋のお客さんが多かったんだろうな、と。)

 

 

 

その霧矢さんが、エロい。

 

霧矢さん最後の役、「エドワード8世-王冠を賭けた恋-」における、デイヴィッドが、

むっちゃエロい。

こんなにエロい霧矢さんを見るのは初めてで、

なんか想定外の出来事に、激しく動揺した(笑)。

 

それは手放しでカッコいい!とか、セクシー!というのとは

ちょっと違うかもしれない。

むしろ霧矢さんの表現するデイヴィッドを見てると、

果てしなく妄想ができちゃうわ、みたいな種類のエロさ。

 

私、デイビッドさんすごい好きかも。

 

 

 

まず、デイヴィッドが人生に苦悩しているところがイイ。

以前も書いたけど、いくらタカラヅカとは言え、

恋しかしてないオトコにはあんまりトキめかない。というかもはやトキめけない・・・。

仕事や信念があってこそのオトナの男だし、

恋だけじゃなく、そういうものにきちんと苦悩している男は、

やっぱりセクシーに見える。

 

この作品は「王冠をかけた恋」とサブタイトルがついてる割に、

むしろデイヴィッドの苦悩は別のところにある。

もちろん、ちゃんとウォリスとの許されざる恋にも悩んではいるのだけど、

それよりも自らの仕事の範囲とモチベーションに対する葛藤があり、

その流れの中でウォリスと恋愛関係になっていき、

最終的にウォリスに逃げたとまでは言わないけれど、

葛藤が大前提としてあったからこそ、あの決断に至った・・・という流れになっている。

(ただウォリスがアメリカ人の人妻であるという事だけが障害であったなら、

少なくともこの物語におけるデイヴィッドは、王位を捨てまではしなかったんじゃないかな。)

 

その苦悩が、すごくリアル。

もちろん、プリンスの苦悩なんて、庶民の私とは全然違うレベルのものなのだけれど、

それでも彼が苦しんでいることは、

現代の私たちの悩みに通じるところがあって、

だからこそ、とても自然にそこに共感し、

彼の物語に寄り添うことができる。

 

何より、イイ男が正しくもがき苦しみ、

さらには運命に抗おうとチャレンジしている姿に・・・グッとくる。

 

そして、デイビッドが口先だけじゃなく、

本当にプリンス・チャーミングそのものであるところが、イイ。

チャーミングっていうのは、そこに「毒」がないと「魅力」にならない。

 

私、黒い霧矢さんが好きだー。

 

決して耽美系のヒトじゃないし、むしろ健康的な持ち味の男役さんだと思うけど、

霧矢さんがそれこそ役に求められれば、遠慮なく開放する黒い部分、

かつて「アーネスト・イン・ラブ」の悪いヒト・アルジャーノンや、「A-“R”ex」のディオニュソスで見せた黒さが、

デイビッドにもある。

 

それから、デイビッドが魅力的なのは、

霧矢さんの実年齢に近い、っていうことも大きいかもしれない。 

世紀の大恋愛がモチーフでありつつ、

デイビッドはタカラヅカ的には年齢層高めの主人公。

でも、酸いも甘いも噛み分けた大人がトンでもない行動に出るからこそ、

その突拍子さに値打ちがあるというか、

とんでもなく、ドラマティック。

 

 

 

大野先生の愛が溢れているなあ、と思う。

それは、タカラヅカを卒業していく霧矢さんに対して、

ちゃんと旅立ちの歌を用意して、サヨナラ仕様にしてくれたってのもあるけど、

最後の最後に、霧矢さんの芸としてのクオリティの高さだけではなく、

男役としてのチャーミングさがちゃんと表現されるような役を造形してくれたから。

 

 

 

最後のソロは、それこそ霧矢さんの卒業と重ね合わせることも出来るんだろうけど、

そんなことすっかり忘れて、

デイヴィッドの物語にただただ泣けてしかたなかった。

 

最後に大野&霧矢コンビのいい仕事が見れて、幸せ。

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